2023-06-01 17:50

れいわ・櫛渕氏、登院停止10日=衆院で16年ぶり懲罰

 衆院は1日の本会議で、与野党を批判する紙を壇上で掲げ、不規則発言をした、れいわ新選組の櫛渕万里共同代表に対し、10日間の登院停止とする懲罰を与党と日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で議決した。衆院で懲罰が決まるのは16年ぶり。
 国会法は懲罰を、重い順に「除名」「一定期間の登院停止」「議場での陳謝」「議場での戒告」と定める。
 櫛渕氏は1日、記者会見し、「国会活動ができなくなり、国民におわび申し上げる」と陳謝。一方で登院停止という処分内容に対し、「大変重い。いわば三段跳びだ」と疑問を呈した。れいわの山本太郎代表は同じ会見で「紙を掲げただけだ。不当以外の何物でもない」と強く非難した。 
 櫛渕氏は鈴木俊一財務相の不信任決議案を否決した5月18日の衆院本会議で、「与党も野党も茶番」と書かれた紙を壇上で広げた。れいわの大石晃子共同代表も同様の行為で厳重注意を受けており、事態を重く見た自民、公明、立憲民主、維新、国民の5党が櫛渕氏の懲罰動議を提出。同31日の懲罰委員会で、登院停止10日の懲罰案を決定した。立民は「戒告」を主張し、反対に回った。
[時事通信社]

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