2023-06-01 21:35

台風2号、沖縄本島付近通過へ=暴風高波警戒―気象庁

 大型の台風2号は1日の昼間に沖縄県・宮古島、深夜に沖縄本島に接近した。2日明け方にかけて付近を通過する見込み。勢力はやや弱まったが、気象庁は暴風や高波に警戒し、大雨に十分注意するよう呼び掛けた。2号は2日午後から東・西日本の南海上を東北東へ進み、3日夜までに温帯低気圧に変わると予想される。
 沖縄県の豊見城市や名護市などでは避難指示が出された。南城市では1日午後8時40分すぎに最大瞬間風速32.9メートルを観測。国頭村では午後11時20分までの24時間雨量が143.5ミリに上った。
 台風の影響による航空便の欠航は2日も続く見通しで、全日空と日本航空では計約130便の欠航が決まり、約9200人が影響を受けた。
 2日に予想される最大瞬間風速は沖縄本島と大東島地方、奄美地方35メートル、先島諸島30メートル。波の高さは沖縄本島と奄美9メートル、大東島地方8メートル、先島諸島6メートル。3日午前0時までの24時間予想雨量は沖縄本島と大東島地方、奄美の多い所で100ミリ。
 2号は1日午後11時、那覇市付近を時速20キロで北東へ進んだ。中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートル。南側650キロ以内と北側440キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集