2023-05-31 20:33

「子ども守る法改正必要」=元ジャニーズ、立民調査に

 ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川前社長から性被害を受けたと告発した元所属タレントでギタリストの二本樹顕理さん(39)が31日、立憲民主党による国会内でのヒアリングに応じた。二本樹さんは「(再発防止のため)子どもを守るシステムが必要だ」と述べ、児童虐待防止法の改正を訴えた。
 二本樹さんは、1996年に中学1年生で入所。約3カ月たった頃からホテルなどでジャニー氏から性暴力を受けたと証言した。被害は退所するまでの約1年半の間に約10回に上ったという。
 現行の児童虐待防止法は、加害者の対象を保護者に限定している。立民は対象を児童に対して経済・社会的に影響力のある「第三者」に拡大する改正案を衆院に提出しており、二本樹さんは「もし(当時)この法律があれば被害はここまで広がらず、自分も被害に遭わずに済んだかもしれない」と期待を寄せた。
 会合には、法務省や警察庁、こども家庭庁の官僚らも同席。立民は5月16日、元所属タレントで被害を告発したカウアン・オカモトさん(27)ら2人を招いてヒアリングしていた。 
[時事通信社]

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