「これからが真価問われる」=原発「60年超」可決受け―規制委員長
既存原発の「60年超」運転を事実上可能とする「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」の成立について、原子力規制委員会の山中伸介委員長は31日の定例記者会見で、「これからが規制委の真価が問われる時だと思う」と強調。「きっちりと審査や検査、確認をしていくことがわれわれの責務だ」と述べた。
原発の「60年超」運転を巡っては、2月の規制委定例会合で容認する方針を決定したが、委員の1人が反対し、異例の多数決で最終判断した経緯がある。
これについて、山中委員長は「多数決で進めたのは残念だったが、運転期間に対する考え方の違いによりやむを得なかった」と振り返った。その上で、「その後の技術的な内容については全会一致で決めた。十分議論ができたと思っている」と述べた。
また、電力会社側のミスなどで審査が中断、長期化するケースに関しては「審査は厳正にやっていきたい」と強調しつつ、「規制委側も審査業務を改善するなど工夫し、(電力会社と)双方が継続的に努力していく必要がある」との考えを示した。
[時事通信社]
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