2023-05-31 22:22

沖縄は暴風高波、大雨=台風2号接近、警戒を―気象庁

 大型で強い台風2号は31日夜、沖縄県・宮古島の南海上を北上した。6月2日にかけて宮古島や沖縄本島に接近するとみられ、気象庁は暴風と高波に厳重に警戒し、大雨に十分注意するよう呼び掛けた。2号はその後、東・西日本の南海上を東北東へ進み、4日午後までに温帯低気圧に変わる見込み。
 台風の影響で航空便の欠航が沖縄発着便を中心に相次ぎ、1日は全日空と日本航空で計約190便の欠航が決まった。影響旅客数は計約1万4000人。2日も欠航が多いと予想される。
 石垣島では31日午後7時15分ごろに最大瞬間風速31.4メートルを観測した。1日に予想される最大瞬間風速は先島諸島45メートル、沖縄本島40メートル、大東島地方30メートル。波の高さは先島諸島と沖縄本島9メートル、大東島地方6メートル。1日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、沖縄本島150ミリ、先島諸島120ミリ。
 2号は31日午後9時、宮古島の南約230キロの海上を時速10キロで北へ進んだ。中心気圧は965ヘクトパスカル、最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートル。半径165キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、南東側700キロ以内と北西側440キロ以内が風速15メートル以上の強風域。 
[時事通信社]

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