花粉発生、30年後に半減目標=スギ人工林の伐採加速―政府
政府は30日、首相官邸で花粉症対策に関する関係閣僚会議を開き、今後の対策の全体像をまとめた。花粉の発生源となるスギ人工林について、伐採の加速により10年後に約2割減少させ、約30年後には花粉の発生量を半減させることを目標に掲げた。政府は対策を6月に策定する経済財政運営の基本指針「骨太の方針」に盛り込んだ上で、林野庁などが年内に具体策をまとめる。
対策では「花粉症はいまだ多くの国民を悩ませ続けている社会問題と言える」と指摘。関係省庁が連携した「息の長い取り組みが必要だ」とし、今後10年を視野に入れた工程表を盛り込んだ。
花粉を発生させるスギ人工林の面積は431万ヘクタール。発生源対策として、伐採面積を現在の年間5万ヘクタールから10年かけて約7万ヘクタールに増やす。また、花粉発生量が少ない苗木やスギ以外の品種への植え替えを促進。10年後には、花粉の少ない苗木をスギ苗木全体の9割以上とする。伐採したスギを活用するため、住宅分野で使うスギ製材の増産も図る。
[時事通信社]
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