2023-05-26 23:28社会

男性、銃で撃たれ死亡=飲食店内、暴力団関係者か―東京・町田

 26日午後7時40分ごろ、東京都町田市原町田のJR町田駅周辺の施設内の飲食店で、「拳銃で人が撃たれた」と110番があった。警視庁町田署員が駆け付けたところ、50代の男性が拳銃で腹部や首などを少なくとも3発撃たれるなどして倒れており、病院に搬送後、死亡が確認された。男性は暴力団関係者とみられる。
 現場からは2人組の男が白い乗用車で北西方向に逃走したといい、薬きょう2個も見つかった。同庁暴力団対策課は殺人事件として男らの行方を追っている。
 同課によると、男らは施設内の飲食店にいた男性に発砲。逃げ出した男性を追うようにして店外でも撃ったという。
 男性は店から約20メートルの場所で倒れていた。店は営業中だったが、他にけが人はいなかった。
 男らはいずれも50代くらいで短髪。うち1人は、灰色のジャケットに黒色のズボン、サングラスを掛けていたという。
 現場は駅に隣接する施設の中にあり、周辺には当時、多くの帰宅客らが行き交っていた。 
 市内の会社員(48)は、腹を抱えるようにして倒れ動けなくなっている男性を目撃し、「動転して最初は言葉が出なかった」と話した。「警察官が心臓マッサージをしながら男性に向かって叫んでいた」と言い、周辺では複数の警察官が盾を持つなどして物々しい様子だったという。
 別の女性(39)は近くの飲食店で勤務中、「パーン」という大きな発砲音を聞いた。前方にいた人たちが突然、引き返すように逃げてきたといい、「何が起きたか分からず怖かった」と語った。
[時事通信社]

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