ドワンゴ、FC2に逆転勝訴=動画コメント技術の特許訴訟―知財高裁
動画にコメントを表示する技術を巡り、特許権を侵害されたとして、動画配信サイト「ニコニコ動画」を運営するドワンゴ(東京)が同業の「FC2」(米国)などに、日本国内での配信差し止めと10億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が26日、知財高裁であった。大鷹一郎裁判長は請求を退けた一審東京地裁判決を変更し、FC2に配信差し止めと約1100万円の賠償を命じた。
海外のサーバーから国内の利用者への動画配信に特許権が適用されるかが主な争点だった。
大鷹裁判長は、FC2の動画配信システムは国内利用者の受信によって完結することから「国内で行われたと言える」と判断。特許権を持つドワンゴの経済的利益に影響し得るとして、FC2による特許侵害を認めた。
知財高裁は裁判官5人による大合議で審理。昨年4月施行の改正特許法で導入された、国内外の専門家から意見を募る「第三者意見募集制度」を初めて採用した。52通の意見書が集まり、うち44通が証拠提出された。
ドワンゴは2016年にもFC2などを相手に同種訴訟を起こし、同高裁は22年、請求を棄却した一審東京地裁判決を変更し、同社側に1億円の賠償を命じる判決を言い渡した。
ドワンゴの話 日本の特許権を適切に保護すべき旨を示しており、画期的な判決だ。
[時事通信社]
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