ニーナ・シモンの幼少期の家、修復費用に8億円集まる
【ニューヨークAFP=時事】米国の伝説的歌手で公民権運動家のニーナ・シモンさんが幼少期を過ごした家の保存と修復に向けた資金調達のため、米ニューヨークで記念イベントと美術作品の競売が実施され、当初の目標金額200万ドル(約2億7700万円)を大幅に上回る588万ドル(約8億1500万円)余りが集まった。主催者が23日、発表した。≪写真は仏パリでコンサートを行う米歌手ニーナ・シモンさん≫
修復されるのは、南部ノースカロライナ州で幼いシモンさんが両親やきょうだいと共に暮らした、部屋数が三つの家。
イベントを主催したアフリカ系米国人文化遺産活動基金のブレント・レッグス代表は「今回の資金調達により、この家の全面改修と2024年からの一般公開に向け、順調に準備を進めている」とコメントした。
競売はギャラリー「ペース」と競売会社サザビーズがオンラインで実施。米英のアーティストが寄付した作品が出品された。
シモンさんは、人種分離政策があった1933年に生まれた。本名はユーニス・ウェイモン。3歳からピアノを始めた。
しかしクラシック音楽を志したシモンさんの夢は、名門カーティス音楽院に入学を拒否されたことで打ち砕かれた。シモンさんは、その背景には人種差別があったとみていた。
60年代には、演説や歌を通じて公民権運動に積極的に参加した。代表曲は「ミシシッピ・ガッダム」や「ホワイ─キング牧師は死んでしまった(Why? - The king of love is dead)」など。晩年は南仏で暮らし、2003年に亡くなった。【翻訳編集AFPBBNews】
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