トランプ氏に追加賠償請求=敗訴後の発言巡り女性作家―米
【ニューヨーク時事】トランプ前米大統領から性的暴行を受けたと認定され、500万ドル(約6億9000万円)の損害賠償を勝ち取った女性作家ジーン・キャロルさんは22日、トランプ氏が敗訴後も名誉を傷つける発言を続けているとして、追加の賠償金を求める訴えを裁判所に起こした。米メディアが報じた。
キャロルさんは、高級百貨店の更衣室で1990年代にトランプ氏から暴行されたと主張。ニューヨークの連邦地裁陪審は今月9日、キャロルさんの訴えを大筋で認めた。
トランプ氏はこの評決後も暴行を否定し、自身のSNSやCNNテレビの番組などで「完全な詐欺行為だ」などと持論を展開。キャロルさんの代理人は22日、「トランプ氏が中傷発言を繰り返すことは、陪審の評決や司法制度をばかにすることになる」と説明した。
キャロルさんは勝訴した損害賠償請求訴訟とは別に、2019年に名誉毀損(きそん)でトランプ氏を提訴しており、今回の追加請求はこの訴訟の内容を修正する形で申し立てられた。
[時事通信社]
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