iPS心筋シート移植、全手術完了=25年までに実用化へ―大阪大
人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心筋細胞をシート状にして心臓病患者に移植する治験を進めていた大阪大のチームは19日、計画していた8人への移植手術を全て完了したと発表した。現時点で重大な副作用や細胞のがん化はみられず、うち7人は症状が改善したという。2025年までの実用化を目指すとしている。
チームは20年1月、虚血性心筋症により心不全となった患者に、他人のiPS細胞から作った心筋細胞シートを移植する手術を世界で初めて実施。その後、今年3月までに患者7人への移植を実施した。手術後半年間の経過を観察してデータをまとめた上で、薬事申請する方針。
阪大チームの澤芳樹教授(心臓血管外科)は記者会見で、「他の治療法で治せないものを治せるという手応えを感じている。世界中の患者を元気にしていきたい」と話した。
[時事通信社]
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