カプコン被害にも関与か=米訴追のロシア人、サイバー攻撃
身代金目的でデータを暗号化するウイルス「ランサムウエア」を使い、サイバー攻撃を仕掛けたとして米司法省に訴追されたロシア国籍の男が、ゲーム大手カプコン(大阪市)への攻撃にも関与した疑いのあることが18日、関係者への取材で分かった。
米政府の発表によると、男は2020年以降、「ロックビット」など3種のランサムウエアを使い、ワシントンの警察当局を含め各国の政府機関や病院、学校を標的としたサイバー攻撃に関与した疑いが持たれている。
日本では、ランサムウエアによる被害を受けた東京と大阪の民間企業2社に対する攻撃を、警察庁のサイバー特別捜査隊が警視庁や大阪府警と共同で捜査していた。
このうちの1社が、20年11月に被害を公表したカプコンで、捜査で得られたウイルスの種類や攻撃の発信元のIPアドレスなどを米連邦捜査局(FBI)に情報提供したという。
警察庁によると、昨年4月に発足したサイバー特捜隊が海外の捜査機関に情報提供を行い、容疑者の訴追につながったのは初めてという。
昨年の日本国内のランサムウエアによる被害は過去最多の230件。今回、男が使っていた3種による被害は69件に上る。
[時事通信社]
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