2023-05-10 10:52

役割分担、タイムキーパーも=犯行2分か、銀座強盗事件―警視庁

 東京都中央区銀座の高級時計店で起きた強盗事件で、押し入った3人組は、強奪役のほか、逃走までの時間を計るタイムキーパー役を置くなど、役割分担をしていたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。
 警視庁は、別の建物に侵入したとして逮捕した4人が事件に関与しているとみており、指示役の有無を含め、捜査を進める。
 捜査関係者によると、時計店に押し入った3人組のうち、1人はタイムキーパー役で、強奪役の2人に対し、「あと30秒」などと声を掛けていた。犯行時間は2分ほどだったとみられ、3人は店の前に止めていた白いワンボックスカーで逃走。車内には運転手役も待機していたとみられる。
 車は約3キロ離れた港区赤坂の路上で乗り捨てられているのが見つかった。近くからは3人が身に着けていたものと似た白い覆面二つと手袋、黒いかばんに入った腕時計約30個が見つかった。
 強盗事件は8日午後6時20分ごろに発生。覆面をした3人組が刃物を店員に示し、「伏せろ殺すぞ」と脅迫。バールのようなものでガラスケースを割って腕時計を奪った。
 警視庁は乗り捨てられた車の近くで、マンションに侵入したとして、高校生を含む16~19歳の4人を邸宅侵入容疑などで逮捕した。4人は互いのことを「知らない」と話しているといい、押収した携帯電話2台の解析などを通じて「闇バイト」との関わりがないかなどを調べる。 
[時事通信社]

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