2023-04-18 17:04TOPICS

国葬「民主主義への挑戦」=訴訟で首相批判、安倍氏も―政治への不満背景か・襲撃事件容疑者

岸田首相に爆発物が投じられた現場周辺(奥)=15日、和歌山市
岸田首相に爆発物が投じられた現場周辺(奥)=15日、和歌山市

 岸田文雄首相の遊説先で起きた爆発事件で、威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された無職木村隆二容疑者(24)が、年齢などを理由に参院選に立候補できなかったのは違憲として国に賠償を求めた訴訟の中で、岸田氏による安倍晋三元首相の国葬決定を「民主主義への挑戦」と批判していたことが18日、分かった。
 安倍氏についても「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と癒着していた」と非難した。和歌山県警は、政治家への不満が背景にあった可能性もあるとみて、事件の動機などを調べている。木村容疑者は黙秘している。
 訴訟で木村容疑者は、昨年の参院選に立候補しようとしたが、30歳に達しておらず供託金も用意できなかったため、立候補できなかったと主張。こうした公選法の規定は憲法違反だとして、国に10万円の賠償を求め昨年6月、神戸地裁に提訴した。代理人弁護士を付けない本人訴訟だった。
 地裁に提出した準備書面では、昨年9月の安倍氏の国葬について、「世論の反対多数の中で議会での審理を経ずに閣議決定のみで強行した」と指摘。「このような民主主義への挑戦は許されるべきものではない」と批判した。 

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