AT1債
AT1債 発行する金融機関が破綻した際、投資家にお金が戻ってくる「弁済順位」が一般の債券よりも低い証券の一種。2008年の金融危機後に導入され、金融機関の自己資本比率が低下した場合に株式に転換できるため、資本を増強し負債を減らす役割を果たすとされた。利回りが高く設定され、長く続いた低金利下で主に欧州勢が発行。クレディ・スイスの発行分についてはUBSによる買収に伴って無価値化され、投資家に動揺が広がった。
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