「空白地」解消し対処力強化=石垣駐屯地開設で防衛相―住民不安も
防衛省は2日、先月16日に発足した陸上自衛隊石垣駐屯地(沖縄県石垣市)で開設式典を行った。石垣島への部隊配備は南西防衛強化の一環で、「防衛の空白地帯」の解消が狙い。ただ、部隊の配備で攻撃対象になる恐れがあるとして、地元住民の不安は解消されていない。
浜田靖一防衛相は式典出席後、記者団に「(駐屯地開設で)南西諸島の陸自部隊の空白を埋めるための計画が完了した。攻撃に対する抑止力・対処力を高めるものだ」と強調した。
石垣駐屯地は約570人が所属し、陸地から敵の艦艇を攻撃する「12式地対艦誘導弾」などのミサイル部隊を置いた。敷地内にはミサイルを保管する弾薬庫も設けた。
南西諸島では与那国島(沖縄県与那国町)、奄美大島(鹿児島県奄美市など)、宮古島(沖縄県宮古島市)に部隊が既に配備されている。
防衛省は3月22日に石垣島で住民説明会を開催。将来、反撃能力(敵基地攻撃能力)で活用する長射程のミサイルが南西諸島に配備される可能性があり、出席者からは懸念の声が相次いだ。
[時事通信社]
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