ロシア、欧米に責任転嫁=ベラルーシ核配備、中国は言及せず―安保理会合
【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会(15カ国)は31日、ロシアがベラルーシに戦術核兵器を配備する計画を公表したことを受け、緊急の公開会合を開いた。ウクライナなどが開催を要請していた。日米英など各国が非難や懸念を表明したが、ロシアは西側諸国に責任を転嫁。中国は計画に言及しなかった。
会合には国連の中満泉軍縮担当上級代表(事務次長)も出席。「全ての国は(緊張)激化につながる行動を避けなければならない」と述べ、配備見直しを訴えた。日本の石兼公博国連大使は、計画を非難した上で「77年間の核兵器不使用の記録をロシアが破るようなことがあってはならない」と強調した。
これに対し、ロシアのネベンジャ国連大使は「われわれの安全を確保するために必要だ」と正当化。関係国として参加したベラルーシのリバコフ国連大使は、米国に対し、欧州からの核兵器撤去を求めた。
一方、中国の耿爽国連次席大使は「(ウクライナの)平和回復のため建設的な役割を果たし続ける」などと従来の主張を繰り返した。習近平国家主席が先週、モスクワを訪問し、ロシアのプーチン大統領と「自国領外に核を配備しない」との項目を含む共同声明を発表していたが、耿氏は配備計画には触れなかった。
[時事通信社]
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