上位撃破続くダニエル=「大谷さんのすごさ」体感を糧―男子テニス
【マイアミ時事】男子テニスで世界ランキング97位のダニエル太郎(エイブル)が、ツアー大会で立て続けに大きな勝利を挙げた。結果に内容も伴っており、プロ14年目の30歳は「テニスをやっていてよかった」と充実感を口にする。
3月初めのメキシコ・オープンで世界4位のカスパー・ルード(ノルウェー)を破り、翌週は元6位で23位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に勝利。さらにマイアミ・オープンでは元2位で15位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)にストレート勝ちした。
ツアー初優勝を遂げた2018年にランキングが64位まで上がったが、その先に進めないでいた。格上への勝利が最近増えている現状を「ベースが上がっている。最高のプレーができなくてもチャンスまで持っていける」と自己分析する。攻撃的プレーやサーブ改善のほか、観客との一体感を生んでエネルギーを得る試みが奏功している。
マイアミ・オープンの前、会場が近くだったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝、日本―メキシコ戦を観戦した。九回に大谷翔平(エンゼルス)が逆転サヨナラ勝ちの足掛かりとなる二塁打を打った場面を振り返り、「大谷さんのすごさを、技術よりもっと先のところで感じられた」と言う。自分の方向を向いて両手を振り上げ周囲の士気を高めたスター選手の振る舞いを見て、「つながったと思った」。まさに自分が意識して取り組んでいたことだった。
「焦りすぎず、長い目で見て何がベストかを考えて進んでいきたい」と冷静さもあるダニエル。キャリアの最高点を、まだまだ先に見ている様子だ。
[時事通信社]
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