2023-03-30 18:11スポーツ

春連覇に王手か、秋の雪辱か=大阪桐蔭と報徳学園が激突―選抜高校野球準決勝

 第95回選抜高校野球大会の準決勝で、2度目の春連覇を目指す大阪桐蔭(大阪)と甲子園球場がある兵庫県西宮市の伝統校、報徳学園(兵庫)が顔を合わせる。近畿の強豪同士の一戦は、声出し応援が認められたスタンドを巻き込んだ熱戦となりそうだ。
 報徳学園は、昨秋の近畿大会決勝で大阪桐蔭に0―1で惜敗。強打者の堀主将は「同じ負け方はしたくない。終盤まで粘って勝ち切りたい」と雪辱に燃える。3回戦と準々決勝はタイブレークにもつれ込んだ試合を制しており、「最高にいい雰囲気。勝っていくにつれて自信もついている」と話す。
 迎え撃つ大阪桐蔭は、近畿大会決勝で完封したエース前田が3試合で2失点、27奪三振と今大会も好投を続ける。「チャンスに強い、いいチーム。秋に比べて打力は上がっている」と相手を警戒しつつ、「チームを勝たせる投球がしたい」と意気込む。
 自身の母校との対戦となる大阪桐蔭の西谷監督は「いい野球をやっているなと応援していた」。一方、報徳学園の大角監督は「尊敬する大先輩に勝って、校歌を聴かせてあげたい」と話した。指導者の思いもぶつかる一戦となる。
[時事通信社]

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