放送法解釈「怪文書の類い」=高市氏、閣僚辞任否定
高市早苗経済安全保障担当相は28日の参院予算委員会で、放送法の政治的公平性の解釈に関する総務省文書について「作成者不明、配布先不明、作成目的も不明。怪文書の類いだ」と主張した。立憲民主党の杉尾秀哉氏が閣僚辞任を重ねて求めたが、「何らやましいこともないのに辞することはない」と突っぱねた。
高市氏はこれまでの答弁で、文書のうち自身に関わる4枚を「捏造(ねつぞう)」と断言。作成した総務省の当時の担当者は「捏造の認識はない」と語り、言い分が食い違っている。
高市氏は28日の予算委で「刑法で使う偽造や変造という用語は厳し過ぎると考え(捏造という)一般的な用語を使った」と説明した。「総務省に愛情を持っている。どなたかを罪に問う意図はない」とも語った。
政治的公平性に関し、総務省はかつて「一つの番組ではなく番組全体を見て判断する」と解釈していたが、高市氏が総務相時代の2015年5月の国会答弁で「一つの番組のみでも極端な場合は公平とは認められない」との解釈を加えた。
予算委で杉尾氏は「極端な場合でも番組全体を見て判断する」との趣旨の答弁を総務省担当者から他の委員会で引き出したと指摘し、「事実上、高市氏の答弁を上書き修正するものだ」と述べた。その上でこの答弁を確定させるため、23年度予算成立後も追及を続けると強調した。
[時事通信社]
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