6政令市長選に21人立候補=札幌は五輪招致で論戦―統一選
統一地方選前半戦となる札幌、相模原、静岡、浜松、大阪、広島の6政令市長選が26日、告示され、計21人が立候補を届け出た。現職3人と新人18人で女性は4人。札幌は2030年冬季五輪・パラリンピック招致の是非が争点となる。大阪は知事選との「ダブル選」で、地域政党「大阪維新の会」と非維新勢力が激突する。
9道府県知事選や31日告示の41道府県議選、17政令市議選とともに4月9日に投開票される。
札幌は、立憲民主党が推薦し、自民、公明、国民民主各党の地方組織が支持する現職に、いずれも新人の元市局長、共産推薦のNPO理事が挑む。五輪招致を目指す現職に対し、2新人は招致反対を掲げる。
大阪は、政界を引退する松井一郎市長の後継候補として維新が元府議を擁立。維新に対抗する政治団体が立てた元市議との事実上の一騎打ちとなる。維新が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致の是非などが争点。自民、立民の両党府連が元市議を自主支援する。
大阪と同様に現職が退任する静岡と浜松は新人同士の対決。静岡は自民、立民、公明、国民が推薦する元静岡県副知事と、元県議、共産新人が争う。浜松は自民、公明が推薦する元総務官僚と共産推薦の市民団体代表がぶつかる。
相模原は再選を狙う現職と元市議の新人らによる争い。広島は自民、公明の各県組織の推薦を受け4選を目指す現職に、共産新人らが挑む構図となっている。
[時事通信社]
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