9知事選が告示=子育て、経済再生で論戦―統一地方選スタート
9道府県知事選が23日告示され、第20回統一地方選がスタートした。子育て支援策や人口減少対策、新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ地域経済の再生などを巡り論戦が展開され、結果は岸田政権の行方を占うことにもなりそうだ。奈良と徳島は複数の自民党系候補が争う保守分裂選挙。大阪は大阪市長選との「ダブル選」で、地域政党「大阪維新の会」と非維新勢力が対決する。投開票は4月9日。
告示されたのは、北海道、神奈川、福井、大阪、奈良、鳥取、島根、徳島、大分の各知事選。立候補受け付けは午前8時半から一斉に開始され、午後1時半現在で計32人(うち女性7人)が届け出を済ませ、選挙戦に入った。
奈良は一部自民県議らが支援する現職と自民県連推薦の元総務官僚に、日本維新の会が擁立した元生駒市長を加えた激戦。現職は国民民主党県連の推薦を受ける。徳島は自民県連が推薦する現職と自民の元国会議員2人がぶつかる。大阪は大阪維新の現職に、非維新の政治団体が立てた法学者の女性と、共産党推薦の元参院議員が挑む。
北海道は自民、公明両党が推薦する現職と、立憲民主党が推薦し、共産、国民、社民各党の地方組織が支持する元衆院議員が争う。大分は与党系の元大分市長と共産、社民の地方組織が支援する元参院議員による新人同士の対決。神奈川、福井、鳥取、島根の4県はいずれも与野党が現職に相乗りした。
[時事通信社]
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