与野党、首相ウクライナ訪問を評価=立民「帰国後に報告を」
岸田文雄首相のウクライナ訪問について、与野党からは21日、評価する声が相次いだ。2023年度予算案が国会で審議中というタイミングでの「予告なし」訪問となったことから、国会での事後説明を求める声も出た。
立憲民主党の泉健太代表は21日、千葉県市川市で記者団に「先進7カ国(G7)の中で、今後の国際秩序を目指していく議論の土台ができた」と指摘。その上で「帰国後に国会で報告をしていただくことが重要だ」と求めた。
自民党の茂木敏充幹事長は「G7広島サミットでウクライナ情勢が大きなテーマとなる中で、直接現地情勢を確認することは大きな意義がある」とコメント。日ウクライナ友好議員連盟会長の森英介元法相(自民)も「ウクライナの人々に直接激励と連帯の意思を表明してほしかったので本当に良かった」と歓迎した。
首相がウクライナに向かうとの連絡が与野党幹部に入ったのは21日午前に「電撃訪問」が最初に報じられた前後。首相や閣僚の外国訪問は事前に衆参両院の議院運営委員会理事会の了承を得る慣例があるが、国会への正式な通告はなかった。ただ、今回は戦時下という特殊な状況から、野党も「協力はやぶさかでない」(立民の安住淳国対委員長)と柔軟な対応を示唆していた。
一方、首相が首都キーウ(キエフ)に到着する前に報道されたことを巡り、政府の情報管理の甘さを問う声もあった。自民党の小野田紀美防衛政務官はツイッターで「もっと危機感を持たないと、情報共有する外国からも信用されない」と苦言を呈した。
[時事通信社]
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