プーチン氏、中国の和平仲介を評価=ウクライナ巡り連日会談
中国の習近平国家主席は20日、3日間の日程でロシア訪問を開始した。モスクワ到着後に早速、プーチン大統領と一対一の形式で会談。プーチン氏は冒頭、ロシアのウクライナ侵攻を巡る中国の「和平案」を精査したとし、仲介に向けた習氏の意欲を尊重していると評価した。
プーチン氏は、習氏が今月の全国人民代表大会(全人代)で国家主席として3選したことに祝意を表明。習氏は、来年3月のロシア大統領選で国民はプーチン氏を支持するだろうと応じた。
習氏はモスクワ到着後に声明を発表し、訪問について「(中ロの)包括的パートナーシップと戦略的協力の健全かつ安定的な発展に寄与すると信じている」と結束を強調した。
ペスコフ大統領報道官によると、一連の会談は20日の一対一の形式と非公式夕食会でスタート。21日午後3時(日本時間午後9時)から少人数会合、全体会合、署名、記者発表と続き、公式夕食会で締めくくられる。
習氏の訪ロは昨年2月のウクライナ侵攻後初めて。習氏は、プーチン氏にウクライナ側との「対話」を呼び掛けるもようだが、中国が実効性のある仲裁案を提示できる余地は乏しいとみられている。米欧は、習氏がロシアを利する形での停戦案を提示したり、中国がロシアに武器を供与したりすることへの警戒を強めている。
習氏のロシア訪問に先立ち、両首脳は20日、中ロの新聞に相互に寄稿した。習氏は「ウクライナ危機の激化」に懸念を示した上で、「中国は常に客観的かつ公正な立場を堅持し、和平と対話を促している」と表明。プーチン氏が、ウクライナ問題における西側諸国の責任を主張した一方、習氏は目立った米欧批判を避け、微妙な温度差も浮かび上がった。
[時事通信社]
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