2023-03-20 07:04国際

プーチン氏、トヨタ車運転か=ウクライナ占領地初訪問

 ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ東部の占領地を初訪問した。ペスコフ大統領報道官によると、ドネツク州マリウポリで18日深夜~19日未明に「小さな車列を組み、1台を自ら運転」しての極秘視察。車種は「非友好国」日本のスポーツ用多目的車(SUV)とみられる。
 国営メディアが通信アプリで指摘したところでは、プーチン氏が運転席に座ったのは「日本車」。公開された映像の車内や前方の先導車を見ると、いずれもトヨタ自動車の「ランドクルーザー」の可能性が高い。
 大統領専用車の後部に座らなかった理由について、ペスコフ氏は「プーチン氏は運転が好きだ」と説明。実際、実効支配するクリミア半島とロシア本土間の橋が昨年10月に爆破され、12月に復旧をアピールする際、ドイツのメルセデス・ベンツ車のハンドルを握った経緯がある。
 もっとも、ウクライナ軍が将来的な奪還を目指す中、マリウポリ周辺は戒厳令が敷かれ、今月も爆発が伝えられたばかり。大統領専用車を持ち込めば、訪問を事前に察知される恐れがあり、なるべく目立たない方法を選んだもようだ。
 現地でプーチン氏は、事前に手配されたとみられる人々の歓迎を受けた。案内したフスヌリン副首相が「(ウクライナ軍は撤退時)病院に地雷を敷設した」と主張すると、プーチン氏は「まともな人間のすることではない」と応じた。
 マリウポリは激戦の末、死者や避難民が多数出た。ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出された中で訪問を強行したプーチン氏について「犯罪者は必ず現場に戻ってくる」と非難した。 
[時事通信社]

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