初公式戦、満点の大舞台=攻守で躍動した上野―高校野球・作新学院
初めての公式戦出場を大舞台で迎えた。作新学院の上野は最初の打席に「初球からいく覚悟をして入った」。メンバーになれずにいた要因にもなっていた弱気な自分を奮い立たせた。
二回1死二、三塁の先制機に回ってきた。狙っていた初球の直球を逃さず、左前への先制2点打。持ち味という遊撃手の頭を越すような打球で「振る準備はできていた。いい結果になってよかった」。
大会直前に背番号「15」をもらい、スタメンを告げられたのは試合当日の朝。もちろん、うれしさはあったが、「メンバー以外の気持ちも背負ってやるんだ」との思いが強かった。
小針監督は抜てきの理由に、まず守備力を挙げつつ、「打撃はあまり癖がないので、ある程度対応できると思った」。七回には変化球を引っ張って8点目をたたき出す右前打。素振りやロングティーなど、地道な基礎練習の成果が表れ、「自信になった」。そう言うと笑顔がはじけた。
二塁から遊撃に回った守備も無難にこなし、攻守で勝利に貢献。小針監督は「甲子園で上手になろう、強くなろうと言い続けてきた。調子のいい選手を使うぞ、と言っていたので、それに応えてくれた」。頭の中には間違いなく上野がいた。
[時事通信社]
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