ウクライナ穀物合意延長=60日間か、期間言及せず―国連
【ニューヨーク時事】国連は18日、黒海経由のウクライナ産穀物輸出に関するウクライナ、ロシア、トルコとの合意が「延長された」と発表した。合意はこの日が期限だった。トルコのエルドアン大統領も18日、「協議の結果、延長された」と明らかにした。
ただ、国連、トルコとも延長期間については明言を避けた。ロシアは従来の半分となる60日間の延長を主張。当面輸出は継続されることになったが、ウクライナなどは120日間の延長を求めており、交渉が続くとみられる。
ロシアは、自国産食料や肥料の輸出が滞っていることに不満を表明。期間短縮で米欧を揺さぶる狙いがある。
ロシアのポリャンスキー国連次席大使は18日、国連高官に宛てた書簡をツイッターで公開。この中で、60日後以降の輸出継続は、ロシア船舶の保険や寄港に関する制限の解除など「システム上の問題の解決」に「具体的な進展があった場合にのみ可能」だと訴えた。
[時事通信社]
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