クリミア併合9年で電撃訪問=ロシア大統領、実効支配誇示
ロシアのプーチン大統領は18日、ウクライナ南部クリミア半島を一方的に「併合」してから9年を迎え、現地の軍港セバストポリを予告なしに訪れた。ウクライナ侵攻から1年が過ぎ、東・南部での戦闘が長期化する中、占領地の実効支配を誇示し、ゼレンスキー政権による奪還を許さない姿勢を強調した。
プーチン氏はこれまで併合記念日などの節目を含め、クリミア半島をたびたび訪問。昨年10月にロシア本土との間を結ぶ自動車・鉄道橋が爆破された後、12月には自ら車を運転し、復旧状況を視察している。
クリミア半島はロシアにとって「国内」の扱いだが、今月17日に国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状を発付されて以降、国際社会が認めるロシア国境の外に出るのは初めて。
プーチン氏は現地に完成した子供の美術学校を見学し、セバストポリのラズボジャエフ市長から「素晴らしい指導者だ」と称賛された。ICCからは、占領地の子供の連れ去りを戦争犯罪と非難されている。
ペスコフ大統領報道官は先に、併合に関する行事などにはオンラインで臨むと説明。プーチン氏は17日、クリミア半島の社会・経済発展に向けた政府会議を開いていた。
[時事通信社]
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