選挙ビラ「役立つ」3割弱=地方議員選で配布解禁も―早大など・統一地方選
選挙で候補者が配る運動用のビラが「投票の役に立った」と考える有権者が3割弱にとどまることが13日までに、統一地方選を前に早稲田大学マニフェスト研究所などが実施した調査で分かった。同研究所は、ビラに掲載される情報が有権者の期待に応える内容でないことが背景にあると分析している。
調査は今年2月、地方議員による「ローカル・マニフェスト推進連盟」と共同でインターネットで実施。18歳以上の男女1332人から有効回答を得た。
調査結果によると、ビラに書かれている政策で候補者を選びたいと思う人は39.7%。一方、投票の際にビラが役に立ったと思う人は26.9%で、思わない人は38.3%だった。ビラに知りたい情報が書かれていると思う人は25.7%にとどまった。
ビラの配布は従来の国政選挙と地方の首長選挙に加え、19年に都道府県や市区の議員選で、20年に町村議選で可能になった。有権者が候補者の政策を知る機会を増やすことが目的で、議会が条例を制定すれば作成費を公費で負担できる。
地方議員選で配布が解禁されたものの、活用が十分進んでいない現状について、同研究所の中村健事務局長は「選挙戦が政策本位になるためにはビラを活用すべきだ。候補者は有権者が知りたい政策や実現方法を書いてほしい」と求めた。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
印ウクライナ外相が会談=「平和サミット」出席打診か
-
「ハッピーセット」景品回収=部品誤飲の恐れ―日本マクドナルド
-
東建男子ゴルフ・談話
-
重永、パットさえ急浮上=東建男子ゴルフ
-
福田元首相、中国外相と会談=両国関係や処理水議論
写真特集
-
【大相撲】大関・琴ノ若
-
【女子フィギュア】千葉百音
-
【野球】野球殿堂に入った名選手
-
【駅伝】第100回箱根駅伝
-
【女子フィギュア】吉田陽菜
-
【男子フィギュア】山本草太
-
【野球】日本シリーズ関西対決 阪神が38年ぶり日本一
-
【MLB】ドジャースの歴代日本選手