国産トリュフの人工栽培成功=安定供給に期待―森林総研
高級食材トリュフの中でも希少性が高いとされる白トリュフの一種について、森林総合研究所は9日、試験的な人工栽培に国内で初めて成功したと発表した。栽培技術が確立できれば、安定的な供給につながると期待される。同研究所は確立までに10年程度を見込んでいる。
トリュフは地中で育つ香り高いキノコで、世界三大珍味とされる。黒トリュフは欧州で人工栽培が行われているが、白トリュフは天然物だけ。国内でも20種類以上が自生するが、人工栽培技術は確立しておらず、高値で輸入されている。
同研究所によると、人工栽培に成功したのは欧州の白トリュフとは系統の異なる「ホンセイヨウショウロ」。岩手県から岡山県にかけて自生しており、同研究所などの分析で2016年に新種と判明した。
この胞子をコナラの苗木の根に付けて17年から関東と関西の4試験場で育てた結果、茨城県と京都府の2カ所でトリュフが生えた。
採れたトリュフは最大で9センチ、重さ60グラムのものも。研究プロジェクトの山中高史さんは「香りは欧州のトリュフにもひけを取らない」と話している。
[時事通信社]
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