14階建て住宅が完全崩壊=親族不明「言葉もない」―トルコ南部
【アダナ時事】トルコ南部で6日未明に起きた地震で、南部アダナ県では複数の集合住宅が倒壊した。この中の一つ、チュクロバ地区では14階建ての住宅が完全に崩壊。がれきの山に姿を変えた住宅の上で救急隊やボランティアの人々が懸命の捜索を行っていた。
時折風に吹かれて粉じんが舞い上がる中、非常線の手前で捜索を凝視していたメフメット・ムサさん(22)。「(行方不明の)おじとおばががれきの下にいる。感情を表す言葉もない。ただただ、良い知らせを待つだけだ」と声を絞り出した。
近隣住民のエディプ・カラタイさん(54)は「何かできることはないかと思い、ここに来た。生存の望みは薄くても、常に希望はある」と述べ、がれきの山に向かった。
地元当局のゴクチュルク・ギュンギョル氏によると、この住宅には28世帯92人が暮らしていた。7日午後までに2人の生存者が救出される一方、約20人の遺体が収容された。地震発生時、一部の住人宅には来客がおり、ギュンギョル氏は「70人前後が、今もがれきの下に取り残されているのではないか」と語った。
[時事通信社]
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