2023-02-08 00:03社会

硬い表情、フラッシュ動じず=フィリピンから移送の容疑者2人―全国連続強盗

 フィリピンから移送され、特殊詐欺事件に関与したとして逮捕された今村磨人(38)、藤田聖也(38)両容疑者が7日午後、成田空港に到着した。報道陣が詰め掛けたが、カメラのフラッシュや質問には動じず、硬い表情のまま空港を後にした。
 到着から約30分後の午後3時15分ごろ、航空機から一般の乗客全員が降りると、2人はそれぞれ警視庁の捜査員4人に囲まれながら到着ゲートを出た。いずれも黒の半袖Tシャツと短パンにサンダル姿。機内で逮捕され、手首は紺色の布で覆われていた。
 先に姿を見せた藤田容疑者は終始うつむき加減で、今村容疑者は堂々とした様子で正面を見据えていた。無数のフラッシュを浴びながらも硬い表情を崩さず、ゆっくりと入国審査場に進んだ。
 地下駐車場に下りると、「強盗への関与はあるのか」などと報道陣から質問が投げ掛けられたが、いずれも応じず無言のまま。2台のミニバンに分かれ、それぞれ3列シートの最後部に座り、捜査員に挟まれた状態で渋谷署に向かった。
 2人は同署で取り調べを受けた後、今村容疑者は午後10時40分ごろ、藤田容疑者は同11時25分ごろ、それぞれ留置先の原宿署と麻布署に車で入った。今村容疑者はやや疲れた表情も見せたが、変わらず顔を上げていた。
 空港には100人以上、各署にも多くの報道関係者が集まり、一時騒然とした。 
[時事通信社]

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