カキ殻を肥料に再利用する体験ツアー 大阪府阪南市

大阪府阪南市の西鳥取漁港で、カキの殻を石灰にリサイクルし、肥料として活用する体験モニターツアーが開催された。カキ養殖を手掛け、殻のリサイクル活動に取り組む「漁師鮮度」(同市)の岩井克巳代表は「ごみになるものであっても、いろいろな形で循環させていく仕組みをつくりたい」と強調。市は体験ツアーの事業化に向け、活動を支援する方針。
阪南市では2016年から大阪湾で唯一カキの養殖が行われている。カキ殻は海のミネラルを豊富に含んだ天然の有機石灰で、酸性の土壌をアルカリ性に傾ける効果がある。通常は廃棄物扱いのため、府の認可を得て網に入れて海に戻す。市では、1~3年天日干しした後、粉砕して土壌肥料として畑にまく計画だ。
ツアーは阪南市観光協会が主催。参加した堺市在住の中学3年大鳥秀高さんは「カキは身がおいしいだけではなく、殻も持続可能な社会に役立てられることを知れてよかった」と話した。【もぎたて便】
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