米大統領、気球撃墜「正しいこと」=中国との意思疎通維持
【ワシントン時事】バイデン米大統領は6日、記者団に対し、中国の気球撃墜について「米国が引き下がることはない。正しいことをした」と述べ、正当性を強調した。また、米中関係に関し「中国を信頼するかどうかではなく、協力すべき点と対立のある点をどこに定めるかという問題だ」と語った。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は6日、中国政府が気球撃墜への対抗措置を示唆していることに関連し、「誰も衝突を目にすることを望んでいない」と中国側に自制を求めた。その上で、中国との意思疎通を維持する姿勢を表明した。
カービー氏は、撃墜はバイデン氏の承認の下、国際法に基づき実行したと説明。「完全にわれわれの権利の範囲内だ」と強調した。中国が「速度や方向などの操作手段を持ち、米国内で機密性の高い軍事施設を監視していた」とし、「気象研究用」などとする中国外務省の主張を「信じ難い」と一蹴した。
一方、ブリンケン国務長官が延期した訪中の実現に向け、適切な時期に中国と協議すると指摘した。ただ、国務省のプライス報道官は6日の記者会見で、「現時点で(訪問日程の)再調整に関する協議はしていない」と明らかにした。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
岸田首相「侵略停止へ指導力」=ウクライナ訪問を国会報告―参院予算委
-
9知事選が告示=子育て、経済再生で論戦―統一地方選スタート
-
与野党幹部、統一選で支持訴え=「地域の力生かす」「もう一つ選択肢」
-
米軍艦航行に反発=南シナ海・西沙諸島周辺―中国軍
-
婚活サービス大手に立ち入り=「IBJ」、取引妨害の疑い―公取委
写真特集
-
【野球】WBC2023「侍ジャパン」
-
【野球】投打「二刀流」大谷翔平〔2023年〕
-
【野球】WBC・歴代日本代表全選手
-
【野球】「沢村栄治賞に輝いた投手」先発完投型のエース
-
【サッカー】リオネル・メッシ
-
【サッカーW杯】史上初の女性審判
-
【サッカー】サウジアラビア エルベ・ルナール監督
-
【サッカーW杯】サポーターのごみ拾い