2023-02-07 12:02TOPICS

トルコ地震、死者4300人超=シリアも被害、1.6万人負傷

6日、トルコ南東部ディヤルバクルで、生存者の捜索作業を見守る人々(AFP時事)
6日、トルコ南東部ディヤルバクルで、生存者の捜索作業を見守る人々(AFP時事)

 【イスタンブール時事】トルコで6日未明に起きた強い地震で大きな被害が出たトルコ南部・南東部やシリア北部では、同日夜も捜索活動が続いた。AFP通信によると、両国合わせてこれまでに4300人以上の死亡が確認され、1万6000人以上が負傷した。
 トルコでの死者は2921人に達し、シリアでは少なくとも1444人が死亡した。両国で数千棟の建物が倒壊し、今も多くの人ががれきの下敷きになっている。トルコのエルドアン大統領は甚大な被害が出ていることを受け、「12日まで7日間の服喪」を宣言した。
 被災地は厳冬下にあり、被害が特に大きかったトルコ南部カフラマンマラシュ県などは大雪に見舞われている。余震も続き、建物の崩壊が相次いだ。
 こうした中、トルコの地元テレビは、南部ガジアンテプ県の被災地でベイザという名前の女児ががれきの中から兵士に救出される様子を伝えた。ベイザちゃんは「お母さんも助けて」とつぶやき、兵士は「救出するよ」と約束した。
 一方、内戦が続くシリアでは被災地がアサド政権、反体制派それぞれの支配地域に分かれ、全容の把握が難しくなっている。 

6日、トルコ南東部ディヤルバクルで、救助作業のためがれきを撤去する男性(AFP時事)
6日、トルコ南東部ディヤルバクルで、救助作業のためがれきを撤去する男性(AFP時事)
6日、トルコ南部ハタイ県で、地震で負傷し病院に搬送された幼児(EPA時事)
6日、トルコ南部ハタイ県で、地震で負傷し病院に搬送された幼児(EPA時事)
6日、トルコ南部ハタイ県で、地震後にがれきの中から救出された少女を抱き上げる父親(AFP時事)
6日、トルコ南部ハタイ県で、地震後にがれきの中から救出された少女を抱き上げる父親(AFP時事)

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