黙々と、力こもる調整=広島の栗林、WBC球適応に注力―プロ野球
投げ込む一球一球に力がこもる。チームでただ一人、WBCで優勝を狙う侍ジャパンに選ばれた広島の栗林は、キャンプ最初の4日間で2度ブルペン入り。黙々と調整を続けている。
東京五輪では代表の抑えを務め、胴上げ投手になった。「優勝した時にみんながマウンドに集まってくる、あの経験は本当に忘れられない」。WBCに向けては「他にもいい投手はたくさんいる。役割は気にせず、与えられた場所で一つでも多くのアウトを取れればいい」と話す。
WBC使用球は東京五輪用とは違い、重くて滑りやすいとされる。そのため、自宅にボールを持ち帰るなどして握る機会を増やし、感覚を染み込ませてきた。
今キャンプは、ノック以外でWBC球を使用。この日のブルペンでは菊地原投手コーチに打席に立ってもらったり、背後に置かれたモニターで投球動作をすぐさま確認したりしながら、直球にカーブなどを交えて54球を投げた。得意のフォークは「打者には悪くない感じだったが、まだ自分が狙ったところには投げられていない」。最大の武器で世界一奪還に貢献するため、精度を磨いている。(日南)
[時事通信社]
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