国枝さんに国民栄誉賞検討=車いすテニスで「前人未到の快挙」―岸田首相指示
岸田文雄首相は3日、車いすテニスの四大大会とパラリンピックの全てを制する「生涯ゴールデンスラム」を達成した国枝慎吾さん(38)に対し、国民栄誉賞の授与を検討するよう指示した。松野博一官房長官が記者会見で明らかにした。
松野氏は「歴史に刻まれる前人未到の快挙を成し遂げ、パラスポーツ全体の普及、スポーツの発展に極めて顕著な貢献をした」と理由を説明。「広く国民に夢と感動、社会に明るい希望や勇気を与えた」とたたえた。首相は首相官邸で記者団の取材に応じ、「国民栄誉賞を通じ、業績をたたえることができればと思っている」と語った。
首相は、室伏広治スポーツ庁長官らを官邸に呼び、検討を指示。室伏氏はこの後、記者団に「本当に喜ばしいことだ」と語った。関係者らの意見を踏まえ、近く正式決定する。
受賞が決まれば、障害者スポーツ界では初めて。国枝さんは、パラリンピックのシングルスとダブルスで、計4個の金メダルを獲得した。四大大会の優勝はシングルス28回、ダブルス22回。世界ランキング1位のまま、1月に引退を表明した。
国民栄誉賞はこれまでに個人26人と1団体が受賞している。直近では、フィギュアスケートの羽生結弦さんが2018年に受賞。一方、野球の大谷翔平選手は21年に辞退した。
[時事通信社]
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