トヨタ社長に53歳・佐藤恒治氏=4月就任、豊田章男氏は会長―若返りで電動化に対応
トヨタ自動車は26日、次期社長に佐藤恒治執行役員(53)が昇格するトップ人事を発表した。4月に就任し、6月の定時株主総会を経て代表取締役となる。豊田章男社長(66)は会長に就き、引き続き代表権を持つ。内山田竹志会長(76)は退任する。創業家出身の豊田氏は2009年6月から13年超にわたり社長を務めているが、懸案だった新型コロナウイルス対応にもめどが付き、若返りを図ることで急速な電動化の進展など新たな時代に対応する。
豊田社長や佐藤次期社長らが同日、インターネット上で社長交代について会見した。
豊田氏は「交代のきっかけは内山田会長の退任だ。トヨタの変革をさらに進めるため、私が会長となり新社長をサポートすべきだと考えた」と述べた。後任に佐藤氏を選んだ理由については、特に「若さ」と「車が大好き」という点を強調。自動車業界が電動化など変革期に立たされる中、「(移動サービスなどを含む)モビリティーカンパニーへの変革を若いチームでやるのが彼の使命だ」と期待を込めた。
豊田氏は同社がリーマン・ショックで赤字転落した直後に社長就任。在任中には、米国での大規模リコール問題や東日本大震災など相次ぐ危機を乗り越え、業績を回復軌道に乗せた。
佐藤氏は技術畑で、乗用車「カローラ」「プリウス」の部品開発などを担い、現在は高級車ブランド「レクサス」の社内カンパニートップも務める。同氏は「豊田社長の思いを受け継ぐという大役を拝命し、身の引き締まる思いだ」と意気込んだ。
[時事通信社]
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