西日本で事件に関与か=狛江強殺との関連も捜査―東京・中野の強盗グループ・警視庁
昨年12月に東京都中野区で現金約3000万円が奪われた強盗傷害事件の容疑者グループの一部が、昨年10~12月に起きた山口、広島両県と都内の別の強盗事件にも関与した疑いがあることが23日、捜査関係者への取材で分かった。
中野の事件で逮捕された男から押収した携帯電話には、今月19日に狛江市で住民の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件に絡む情報が残されており、警視庁は一連の事件に何らかの関連があるとみて調べる。
東京都稲城市では昨年10月20日午後4時半ごろ、民家に6~7人が押し入り、現金の入った金庫を奪うなどして車で逃走した。インターホンで呼び出したとみられ、住民が粘着テープで拘束された。
山口県岩国市の事件は同年11月7日午前2時ごろ発生。民家に押し入ったが住民に抵抗されて未遂に終わった。5人が逮捕され、うち都内の会社員の男には借金があり、「SNSで日当100万円とうたう闇バイトの求人を見て応募した」などと供述した。
広島市西区の強盗殺人未遂事件は同12月21日午後7時半ごろ、3~4人が店舗兼住宅に押し入り、現金などを奪って逃走した。住民の男性が縛られて暴行を受け、意識不明となった。
中野区の事件は同月5日、宅配業者を装うなどした6人が40代男性宅に押し入り、殴るなどして約3000万円を奪って逃走した。これまでに職業不詳永田陸人容疑者(21)=金沢市=ら2人が逮捕されており、警視庁は残る数人についても近く逮捕状を請求する。
捜査関係者によると、いずれの事件も手口に酷似している点があるという。
今月12日に千葉県大網白里市であった事件で逮捕された自衛官の携帯電話にも、狛江の事件の実行計画に関する情報が残されていたことが分かっている。
警視庁は強盗グループが「闇バイト」で募集した実行役を入れ替えながら、関東や西日本などで広域に活動を繰り返していたとみて各県警と連携し、調べている。
[時事通信社]
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