現場に複数人物の足跡や指紋=素手で激しく暴行か―狛江の90歳女性強殺・警視庁
東京都狛江市の民家で住人の大塩衣与さん(90)の遺体が見つかった強盗殺人事件で、大塩さん宅から複数人物の足跡や指紋が検出されたことが21日、警視庁調布署捜査本部への取材で分かった。
司法解剖の結果、大塩さんの死因は素手で激しく暴行を受けた多発外傷によるものと判明。捜査本部は強盗などに慣れたグループによる犯行とみて調べている。
捜査本部によると、現場検証などの結果、室内からは複数の種類の足跡や指紋が見つかった。大塩さんは左腕を骨折しており、顔や体に素手で殴られたとみられる複数の打撲の痕があった。凶器が使われた形跡はないという。
捜査関係者によると、事件を巡っては、千葉県大網白里市で12日に起きた強盗傷害事件で逮捕された陸上自衛官の男(23)の携帯電話から、大塩さん宅の住所と「強盗に入る」という趣旨の記載が見つかった。
捜査関係者は「ピンポイントで(大塩さん宅を)狙っている」と指摘。大塩さんの両手を縛り激しく暴行する一方、地下1階と地上1~2階の住宅を広範囲に物色後、逃走しており、強盗などの犯行に慣れているとの見方を強めている。
大塩さんは19日午後5時20分ごろ、自宅地下1階の廊下で頭から血を流した状態で発見され、その場で死亡が確認された。付近の防犯カメラには、大塩さんを襲撃したとみられる人物が車で現場前の道路を東方向に逃走する様子が映っていた。
[時事通信社]
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