地球温暖化で「大きなうそ」 国連総長、石油大手を批判
【ダボス(スイス)AFP=時事】国連のアントニオ・グテレス事務総長は18日、米石油大手エクソンモービルが地球温暖化で果たしている役割で「大きなうそ」を広めていると批判し、責任を問うべきだと訴えた。≪写真は、ダボスで演説するグテレス氏≫
グテレス氏は、スイス・ダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)で、「大手石油企業の中には大きなうそを広めている人物がいる」と述べた。1週間前には、エクソンモービルの科学者が「ショッキングなほど正確に」地球温暖化を予測していたとの研究結果が公表されていた。
グテレス氏はこの中で、「特定の化石燃料生産者は、中心的な商品が地球を熱していることを1970年代に全面的に認識していたことを、先週知った」と語った。その上で、たばこ産業が健康問題で責任を問われたのと同様、石油企業の責任を問う必要があるとの考えを示した。
米科学誌サイエンスは先週、エクソンモービルの科学者がモデリング研究により正確に地球温暖化を予測していたとの研究報告を掲載した。同社は、地中温暖化の可能性を認識した後も気候に関する科学を否定し続けたという。
エクソンモービルの広報担当者は、サイエンス誌の研究報告に関して、ここ数年何回かこの問題が提起されているが、自社の答えは常に「『エクソンは知っていた』と語る人たちの結論は間違っている」というものだと説明した。【翻訳編集AFPBBNews】
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