インドネシアで噴火相次ぐ=地震も頻発、住民に不安広がる
【ジャカルタ時事】インドネシアで昨年12月以降、噴火や規模の大きな地震が相次いでいる。同国は環太平洋火山帯に属し、約130の火山やスマトラ断層があるため、もともと噴火や地震は多い。それでも住民からは「頻度が高くて、少し心配」という声も上がっている。
昨年12月4日、ジャワ島東部にあるスメル山(3676メートル)が前年と同じ日に噴火。警戒レベルは当初、最高の「4」に指定され、多くの住民が避難を余儀なくされた。今月4日には、ジャワ島とスマトラ島の間にある火山島のクラカタウ山(813メートル)が噴火し、約3キロの高さまで火山灰が舞い上がった。
西スマトラ州のマラピ山(2891メートル)も7日に噴火。11日に同州のクリンチ山(3805メートル)が火を噴くと、その約2時間半後、呼応するかのようにマラピ山が再び噴煙を上げた。
地震も続いている。昨年11月下旬には西ジャワ州チアンジュール県でマグニチュード(M)5.6の地震が発生。震源が浅かったことなどから一部地域に被害が集中し、300人以上が命を落とした。その3日前にはスマトラ島南西沖を震源とするM6.9の地震があり、西ジャワ州では12月上旬にもM6.4と5.8の地震が相次いだ。
今月10日未明には、同国東部のマルク諸島沖でM7.6の地震が発生し、一時津波警報が出された。現地では余震が続き、被害を受けた家屋などの近くで住民らが不安な日々を送っている。
[時事通信社]
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