物価重視の賃上げ「企業の責務」=一時金よりベア―十倉経団連会長
経団連の十倉雅和会長は時事通信などのインタビューに応じ、2023年春闘について「物価を重視して賃上げに努力するのは、企業の責務だ」と述べた。会員企業に対して「一時給付でもいいが、できるだけベアを中心にやってほしい」と、ベースアップによる給与の底上げに期待を表明。こうした考えを春闘に向けた経営側の指針「経営労働政策特別委員会報告」に盛り込み、月内に公表する。
春闘の行方に関しては、物価高を背景に賃上げの機運が広がっているとして、「持続的な物価と賃金上昇の好循環につなげていくことが大事だ」と語った。一方、賃上げが実現しても、年金制度などに対する将来不安が払拭(ふっしょく)されなければ消費に回らないと指摘。「負担すべき人が負担し、もらうべき人がもらう全世代型社会保障の構築が一番だ」と述べ、政府に持続可能な社会保障制度の整備を求めた。
23年の世界経済を巡っては、欧米のインフレ動向を注視すべきだと強調。その上で、海外の金融政策が為替相場に与える影響について、「欧米の利上げが限界に達し、円相場の投機的な動きはある程度落ち着いてくるのではないか」との見解を示した。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
広陵、13年ぶり4強=山梨学院は初―選抜高校野球
-
井上尚、次戦は7月25日=けがで延期のフルトン戦―ボクシング
-
移民収容施設で火災、38人死亡=送還への抗議発端か―メキシコ北部
-
石川で震度3
-
選抜・試合経過
写真特集
-
【野球】WBC2023「侍ジャパン」ラーズ・ヌートバー
-
【野球】WBC2023「侍ジャパン」
-
【野球】投打「二刀流」大谷翔平〔2023年〕
-
【野球】WBC・歴代日本代表全選手
-
【野球】「沢村栄治賞に輝いた投手」先発完投型のエース
-
【サッカー】リオネル・メッシ
-
【サッカーW杯】史上初の女性審判
-
【サッカー】サウジアラビア エルベ・ルナール監督