高市氏、増税批判「罷免仕方ない」=防衛費財源、岸田首相方針変えず
高市早苗経済安全保障担当相は13日の記者会見で、岸田文雄首相が表明した防衛費増額のための増税方針を批判したことに関し、「間違ったことは言っていない」と語った。「罷免されるなら仕方ない」とも発言。首相はあくまで財源の年内決定を目指す考えで、「閣内不一致」となれば政権への打撃は避けられない。
高市氏は会見で、企業に賃上げや投資を促す税制が必要との考えを強調。「再来年度以降の財源であれば、来年の春闘も見据えて、検討を指示しても良かったのではないか」と語った。首相とは12日夜に首相公邸で約10分間意見交換し、こうした考えを伝えたという。
高市氏は10日にツイッターで「賃上げマインドを冷やす発言を、このタイミングで発信された首相の真意が理解できない」と批判。12日には記者団に「一定の覚悟を持って申し上げている」と語っていた。
これに対し、首相は13日の自民党役員会で、防衛費増の財源について年内の決定を目指す考えを重ねて強調。増税に関し「日本人の暮らしと命を守り続ける。今を生きる国民が自らの責任でその重みを背負って対処すべきものだ」と理解を求めた。
党内では、首相の増税方針を巡り反発が広がっており、首相は同日午後、党本部で麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と約40分間会談。高市氏への対応や、党内情勢について意見交換したとみられる。
松野博一官房長官は会見で、高市氏の「罷免」発言について問われたが、「コメントは控えたい」と述べるにとどめた。
[時事通信社]
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