領土一体性、内政不干渉で協力=中・サウジ首脳、米国をけん制
【カイロ時事】サウジアラビア国営通信によると、中国とサウジは9日、前日の首脳会談を受けて共同声明を発表し、領土の一体性や内政不干渉の原則の維持に向け協力を強化する方針を確認した。両国は、中国が自国の領土の一部と主張する台湾の問題やサウジ国内の人権問題、石油減産を巡って米国と緊張関係にあり、同国をけん制する形となった。
中国国営中央テレビによると、習近平国家主席は9日の演説で「(中国と湾岸諸国は)団結したパートナーとなり、互いの核心的利益を固く支持する。内政不干渉の原則を共に守り、真の多国間主義を実践する」と強調した。
サウジを訪問中の習主席は8日、サルマン国王、事実上の最高権力者であるムハンマド皇太子と会談した。AFP通信によると、両国は気候変動問題など各分野で計46の合意や覚書を発表。サウジのメディアによれば、習主席はサルマン国王を中国に招待する考えを伝えた。
共同声明で、サウジは「一つの中国」原則を支持すると明言。中国側もサウジの内政に干渉するいかなる行為にも反対すると表明した。
[時事通信社]
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