2022-12-09 07:54スポーツ

諦めかけた代表とW杯=谷口、国内組の力証明―サッカー日本代表

 日本代表もW杯も、一度は諦めかけた時期があった。DF谷口(川崎)は31歳にしてW杯初出場。「もう僕には縁がないかなと思っていた場所。諦めずに目指して、コツコツとやり続けてよかったなと素直に感じる」。言葉に実感がこもった。
 2015年に代表初招集。17年にも呼ばれたが、定着できずにA代表から遠ざかった。自分の色を出し切れない後悔を残した。「代表に戻りたい」。親しい知人の前で、ぼそりとこぼした時もあった。その後、川崎が達成した17年から4度のJ1優勝に主力として貢献。21年6月に、森保ジャパンで代表復帰を果たした。
 今回のW杯初代表19人のうち、31歳は最年長。1次リーグ最終戦のスペイン戦で初めて出番が回ってくると、フル出場して逆転勝ちに寄与。PK戦までもつれ込んだクロアチア戦でもフル出場した。強豪相手にも安定した守りを見せ、攻撃にアクセントを加える縦パスを恐れることなく通し、持ち味を存分に発揮した。
 今年はJリーグ開幕30年目の節目だ。谷口は筑波大を経て、14年の新加入から川崎一筋で過ごした国内組の代表格。Jリーグで積み重ねてきた実力が、W杯でも十分通用することを証明したと言える。
 「(大会前から)しっかり戦える手応えはあったし、できるという手応えも得ることができた。やってきたことは、大きく間違えてはいなかった」。夢の大舞台で、端正な顔立ちがより引き締まって見えた。(ドーハ時事)
[時事通信社]

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