皇后さま、59歳に=皇室で人生半分「心から感謝」

皇后さまは9日、59歳の誕生日を迎えられた。宮内庁を通じ文書で感想を公表。1993年6月、29歳半の時に皇室に入り、人生の半分ほどを皇室で過ごしたことに「感慨を覚えております」とし、天皇陛下はじめ「多くの方々に私の歩みの一歩一歩を支え、見守っていただいてきたことを思い、心から感謝したい」と記した。
この1年を「コロナ禍も続く中、国際的な紛争や、世界各地での自然災害などが重くのし掛かり、心が痛むことの多い年」と回顧。陛下と今年9月、エリザベス英女王の国葬に参列し、「女王陛下のお心の深さや知性、御存在の大きさを改めて感じ、心からの敬意と哀悼の気持ちを抱きました」としのんだ。
10~11月には栃木、沖縄、兵庫各県を訪れ、3年近くできなかった地方訪問を再開。「大勢の方に笑顔で温かく迎えていただいたことは、想像していた以上に嬉(うれ)しく、有難いことでした」と感想を述べた。
沖縄が今年、本土復帰50年を迎えたことに触れ、「そのような年に訪問できたことを嬉しく思うとともに、平和の尊さを改めて心に深く刻む機会になりました」とつづった。
印象に残る出来事として、サッカーのワールドカップでの日本代表の健闘を挙げ、「大きな感動や夢とともに、困難に立ち向かう勇気を与え、日本の人々が心を一つにする機会になった」と記した。
適応障害の治療が続いており、宮内庁の医師団は「快復の途上にあり、依然として体調には波がある」とする従来通りの見解を公表。大きい行事などの後には疲れがしばらく残ることもあり、十分な休息を取る必要があるとした。

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