トランプ氏にさらなる打撃=24年大統領選へ暗雲―米中間選挙
【ワシントン時事】米南部ジョージア州の上院選決選投票で共和党「トランプ派」のウォーカー候補が敗北したことで、トランプ前大統領への風当たりが強まりそうだ。2024年大統領選に出馬を表明したトランプ氏だが、反ユダヤ主義者との会食を批判されたり、一族の運営企業が脱税で有罪評決を受けたりと、先行きには暗雲が漂う。
「米国は困難の中にある。なんということだ!」。トランプ氏はウォーカー氏の敗北が報じられた6日深夜、交流サイトにこう投稿した。
米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のスター選手だったウォーカー氏は、トランプ氏の推薦を得て予備選を通過。だが選挙戦中、人工妊娠中絶に反対のはずのウォーカー氏が過去に女性に中絶費用を払ったことが報じられた。さらに家庭内暴力などの醜聞が絶えず、「上院議員にはなれない」(オバマ元大統領)と資質を追及され続けた。
対照的に、トランプ氏とたもとを分かった同州のケンプ知事(共和)は先の中間選挙で大差で再選を果たした。ケンプ氏は20年、大統領選の結果を覆すようトランプ氏に求められたが拒否し、関係が悪化していた。
中間選挙ではペンシルベニア、ネバダなど他の上院激戦州でもトランプ派候補が競り負け、共和党内でトランプ氏の責任論が噴出。トランプ氏は批判をかわすためジョージアへの応援入りを避けたが、悪い流れは変えられなかった。大統領選の指名獲得に向けた挽回の機会はまだ見えない。
[時事通信社]
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