30年五輪選定先送り=期限定めず、34年と同時も―IOC
国際オリンピック委員会(IOC)は6日、札幌市などが招致を目指す2030年冬季五輪の開催地決定に関し、当初予定していた来年9~10月の総会(インド・ムンバイ)から先送りすると発表した。気候変動の影響を踏まえ、信頼できる開催地の検討や関係団体との協議に時間を要するため。スイス・ローザンヌでの理事会後に記者会見したクリストフ・デュビ五輪統括部長は、開催地決定に向けたスケジュールについて「設定していない」と述べた。
将来開催地委員会の報告と要請を受けて、理事会で先送りを決めた。同委員会からは、今後の開催地決定において気象条件を設ける案や、一定の都市間で持ち回り開催する案などが示された。
デュビ氏は30年五輪の開催地決定が当初予定からずれ込むことについて「(札幌など3都市は)過去に五輪を開催して会場もノウハウもある。心配はしていない」と話した。また、理事会で30年と34年の開催地を同時決定する可能性を協議したことも明らかにし、3都市以外の都市にも門戸が開かれているとした。
札幌に関しては、東京大会を巡る汚職・談合事件の影響が懸念されている。30年五輪には他にソルトレークシティー(米国)、バンクーバー(カナダ)が関心を示している。IOCは年内にも開催候補地を絞り込む方針を示していたが、2段階ある招致プロセスで本格協議に入る「狙いを定めた対話」に引き上げる時期についても現時点で未定とした。 (時事)
[時事通信社]
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