貧困国債務、対中国が半分=21年、2国間分で―世銀
【ワシントン時事】世界銀行は6日公表した2022年の国際債務報告で、貧困国の2国間債務のうち、対中国分が21年時点で約半分を占めたと明らかにした。途上国の過剰債務問題で、中国が減免のカギを握っている実態が浮き彫りとなった。
報告によると、世銀グループの国際開発協会(IDA)が支援する低・中所得国の2国間債務で、中国の占める割合は10年の18%から、21年に49%へ拡大した。IDAの支援対象はアフリカやアジア、中南米などの74カ国。
これら諸国の対外債務返済額は22年、前年比35%増の620億ドル(約8兆5000億円)超に膨れ上がる見通し。2国間の債務返済では、中国への支払いは全体の66%に上ると予想されている。
世銀のマルパス総裁は声明で、「途上国の債務危機は強まっている」と警告。「債務削減で包括的なアプローチが必要だ」と訴えた。
[時事通信社]
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